補助金・支援制度
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【2026年版】中小企業が使えるセキュリティ補助金・助成金まとめ ── お助け隊サービス・デジタル化補助金の活用法

中小企業が活用できる2026年度のセキュリティ補助金を徹底解説。サイバーセキュリティお助け隊サービスの仕組みや新類型(2類)、デジタル化・AI導入補助金 セキュリティ対策推進枠の申請手順・採択率・補助金シミュレーターの使い方まで、明日からアクションに移せる実践情報をお届けします。


「セキュリティ対策が大事なのは分かっているけど、正直コストが…」という声、中小企業の経営者さんやIT担当者の方からよくいただきます。

実は2026年度、国や自治体が用意しているセキュリティ関連の補助金・助成金はかなり充実しています。しかも、「デジタル化・AI導入補助金 セキュリティ対策推進枠」の過去の採択率を見ると、2024年度は約85%と非常に高い水準でした。「申請しない理由がない」というのが率直な感想です。

本記事では、2026年度に中小企業が活用できるセキュリティ補助金の全体像から、具体的な申請手順、補助金シミュレーターの使い方まで、明日からアクションに移せる実践情報をまとめました。「なぜ中小企業にセキュリティ対策が必要なのか」を被害事例や数字で知りたい方は「補助金を使って「うちは大丈夫」を卒業する」、2026年度の補助金制度の変更点については「IT導入補助金からデジタル化・AI導入補助金への変更点」もあわせてご参照ください。

想定読者

  • セキュリティ対策にコストをかけたいが、予算が限られている中小企業の経営者・IT担当者の方
  • サイバーセキュリティお助け隊サービス」に興味があるが、仕組みがよく分からない方
  • 2026年度のセキュリティ補助金の申請を検討している方
  • 補助金の採択率や申請のコツを知りたい方

この記事で得られること

  • 2026年度に使えるセキュリティ関連の補助金・助成金の全体像が分かる
  • サイバーセキュリティお助け隊サービスの仕組みと選び方が分かる
  • デジタル化・AI導入補助金 セキュリティ対策推進枠の申請手順が具体的に分かる
  • 過去の採択率データから「通りやすさ」のポイントが分かる
  • 業種別のユースケースで、自社に合った活用方法がイメージできる

目次

  1. なぜ今、中小企業にセキュリティ補助金が必要なのか
  2. 2026年度 セキュリティ関連 補助金・助成金の全体像
  3. サイバーセキュリティお助け隊サービスとは
  4. お助け隊サービスの新類型「2類」とは
  5. デジタル化・AI導入補助金 セキュリティ対策推進枠の詳細
  6. 過去の採択率データから読み解く「通りやすさ」
  7. 補助金シミュレーターの使い方
  8. 申請の具体的な手順(ステップバイステップ)
  9. ユースケース集 ── 業種別の活用例
  10. 東京都サイバーセキュリティ対策促進助成金
  11. 効果報告の重要性
  12. 明日から始めるアクションリスト
  13. よくある質問(FAQ)
  14. まとめ

1. なぜ今、中小企業にセキュリティ補助金が必要なのか

近年、サイバー攻撃の標的は大企業だけでなく、サプライチェーン(=取引先のつながり)を通じて中小企業にも広がっています。「うちは小さい会社だから狙われない」という時代はすでに終わりました。

IPAの調査によると、サイバー被害を受けた場合の想定被害金額が5,000万円を超える事案もあり、事業継続そのものが危ぶまれるケースも珍しくありません。最新の脅威トレンドについては「IPA 情報セキュリティ10大脅威 2026 中小企業向け解説」で詳しくまとめています。

しかし現実問題として、中小企業がセキュリティ対策にまとまった予算を確保するのは簡単ではありません。そこで活用したいのが、国や自治体が用意しているセキュリティ関連の補助金・助成金です。

正直なところ、「補助金って手続きが面倒そう…」と敬遠される方が多いのですが、この記事を読んでいただければ、「意外とハードルは低い」と感じていただけるかと思います。

graph TD
    A["中小企業のセキュリティ課題"] --> B["予算が限られている"]
    A --> C["専門人材がいない"]
    A --> D["何から始めればいいか<br>分からない"]
    B --> E["補助金・助成金を活用<br>コストを最大2/3削減"]
    C --> E
    D --> E
    E --> F["お助け隊サービスで<br>24時間監視体制を構築"]

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    style B fill:#16213e,stroke:#0f3460,color:#ffffff
    style C fill:#16213e,stroke:#0f3460,color:#ffffff
    style D fill:#16213e,stroke:#0f3460,color:#ffffff
    style E fill:#0f3460,stroke:#53a8b6,color:#ffffff
    style F fill:#1b4332,stroke:#52b788,color:#ffffff

2. 2026年度 セキュリティ関連 補助金・助成金の全体像

2026年度に中小企業が活用できる主なセキュリティ関連の補助金・助成金を一覧でまとめました。

制度名所管補助率補助額対象
デジタル化・AI導入補助金
セキュリティ対策推進枠
中小企業庁(事務局:TOPPAN)中小企業:1/2以内
小規模事業者:2/3以内
5万〜150万円お助け隊サービスの利用料(最大2年分)
サイバーセキュリティ
対策促進助成金
(東京都)
東京都中小企業振興公社1/2以内上限1,500万円UTM・EDR等のセキュリティ製品
各自治体独自の
セキュリティ補助金
各都道府県・市区町村自治体により異なる自治体により異なるセキュリティ対策全般

自社の所在地の自治体に独自のセキュリティ助成金がないか、一度確認してみることをおすすめします。

参考リンク


3. サイバーセキュリティお助け隊サービスとは

サイバーセキュリティお助け隊サービス」とは、経済産業省とIPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が推進する、中小企業向けのセキュリティサービス認定制度です。

「何をしたらよいか分からない」「セキュリティにコストをかけられない」という中小企業の悩みに応えるために作られました。

お助け隊サービスの4つの柱

graph TD
    A["サイバーセキュリティ<br>お助け隊サービス"] --> B["相談窓口<br>導入・運用の相談を<br>一元的に受付"]
    A --> C["異常監視<br>24時間体制で<br>ネットワーク/端末を監視"]
    A --> D["緊急時対応<br>インシデント発生時の<br>駆けつけ・リモート支援"]
    A --> E["簡易サイバー保険<br>万が一の被害に対する<br>補償"]

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    style B fill:#16213e,stroke:#53a8b6,color:#ffffff
    style C fill:#16213e,stroke:#53a8b6,color:#ffffff
    style D fill:#16213e,stroke:#53a8b6,color:#ffffff
    style E fill:#16213e,stroke:#53a8b6,color:#ffffff

つまり、相談・監視・対応・保険の4つがワンパッケージになっているということです。中小企業にとっては「これだけ入れておけば、最低限の体制が整う」という安心感があるサービスかと思います。

監視方式は3タイプ

お助け隊サービスには、監視方式によって3つのタイプがあります。自社の環境や従業員の働き方に合わせて選択できます。

監視タイプ仕組み向いている企業
ネットワーク監視型UTMを社内ネットワークの入口に設置し、外部からの攻撃や不審な通信を検知オフィス中心の企業、拠点が固定されている企業
端末監視型EDRを各PCにインストールし、端末上の不審な挙動を検知テレワーク中心の企業、外出先でPCを使う企業
併用型ネットワーク監視+端末監視の両方を導入し、多層防御を実現より強固なセキュリティが必要な企業

💡 用語解説

  • UTM(統合脅威管理):ファイアウォール、ウイルス対策、不正侵入検知などの機能を1台の機器にまとめたセキュリティ装置です。ルーターのように社内ネットワークの出入口に設置します。
  • EDR(エンドポイント検知・対応):PCやサーバーなどの端末を監視し、マルウェアの侵入や不審な動きを検知・対処するソフトウェアです。
  • インシデント:情報セキュリティ上の事故や事件のことです。不正アクセス、ランサムウェア感染、情報漏洩などが該当します。

予算ゼロでできる基本対策については「最低限やるべきセキュリティ対策15選」で解説しています。お助け隊サービスと組み合わせることで、より強固な体制が構築できます。

参考リンク


4. お助け隊サービスの新類型「2類」とは

2024年度に、お助け隊サービスに新たな類型「2類」が創設されました。これは、従来の「1類」では対応しきれなかった中規模以上の中小企業のニーズに応えるための拡充です。

1類と2類の違い

graph TD
    A["サイバーセキュリティ<br>お助け隊サービス"] --> B["1類(従来型)"]
    A --> C["2類(新類型)"]
    B --> D["月額上限あり<br>(例:ネットワーク監視<br>月1万円以内)"]
    B --> E["小規模企業向け<br>基本的な監視・対応"]
    C --> F["価格上限を緩和<br>より高機能な<br>サービス提供が可能"]
    C --> G["中規模企業向け<br>端末台数が多い<br>企業にも対応"]

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    style B fill:#16213e,stroke:#0f3460,color:#ffffff
    style C fill:#0f3460,stroke:#53a8b6,color:#ffffff
    style D fill:#16213e,stroke:#0f3460,color:#ffffff
    style E fill:#16213e,stroke:#0f3460,color:#ffffff
    style F fill:#0f3460,stroke:#53a8b6,color:#ffffff
    style G fill:#0f3460,stroke:#53a8b6,color:#ffffff

1類は月額1万円程度という価格帯で提供されるため非常に手軽ですが、PCが数十台規模の企業だとスペック的に不十分なケースがありました。2類ではこの価格要件が緩和され、より充実した監視・対応機能を持つサービスが登録可能になっています。

自社の従業員数やPC台数に応じて、1類・2類のどちらが適しているかを検討してみてください。IPAの「監視種別サービス一覧」ページで、各サービスの価格や内容を比較できます。

参考リンク


5. デジタル化・AI導入補助金 セキュリティ対策推進枠の詳細

2026年度の変更点

2026年度から、これまでの「IT導入補助金」は「デジタル化・AI導入補助金」に名称変更されました。名称変更の背景については「IT導入補助金からデジタル化・AI導入補助金への変更点」で詳しく解説しています。

セキュリティ対策推進枠の基本的な枠組みは継続されていますが、以下の点が変更・追加されています。

主な変更点:

    1. 補助金名称が「IT導入補助金」から「デジタル化・AI導入補助金」に変更
    1. 2回目以降の申請に賃金引上げ計画等の要件が追加(過去にIT導入補助金2022〜2025で交付決定を受けた事業者が対象)
    1. 交付申請時点の翌事業年度以降3年間の事業計画策定・実行が必要
    1. 賃金引上げ要件や効果報告が未達の場合、補助金の全部または一部返還となる可能性

セキュリティ対策推進枠の概要

項目内容
補助対象者中小企業・小規模事業者等
補助対象サイバーセキュリティお助け隊サービスリストに掲載され、かつ事務局に登録されたサービスの利用料(最大2年分)
補助率中小企業:1/2以内 / 小規模事業者:2/3以内
補助額5万円〜150万円
交付申請期間2026年3月30日(月)〜
1次締切2026年5月12日(火)17:00
交付決定日(1次)2026年6月18日(木)予定
事業実施期間交付決定〜2026年12月25日(金)17:00予定

「小規模事業者」の定義

補助率が有利になる「小規模事業者」の定義は以下の通りです。該当する場合は補助率が2/3になるため、確認しておきましょう。

業種常勤従業員数
商業・サービス業(宿泊業・娯楽業除く)5人以下
宿泊業・娯楽業20人以下
製造業・建設業・運輸業その他20人以下

小規模事業者に該当する場合、例えば年間12万円のお助け隊サービスを2年間契約すると、24万円の2/3 = 約16万円の補助を受けられます。

参考リンク


6. 過去の採択率データから読み解く「通りやすさ」

補助金を申請するうえで気になるのが「本当に採択されるのか?」という点ではないでしょうか。過去の実績データを整理しました。

IT導入補助金2024 セキュリティ対策推進枠の採択率

締切回申請数採択数採択率
1次181477.78%
2次242395.83%
3次333090.91%
4次2020100.00%
5次353291.43%
6次464495.65%
7次492959.18%
合計22519285.33%

IT導入補助金2025 セキュリティ対策推進枠の採択率

締切回申請数採択数採択率
1次77100.00%
2次1648954.27%
3次753141.33%
4次1145043.86%
5次1004848.00%
6次1064744.34%
7次774254.55%
8次874652.87%
合計73036049.32%
graph TD
    A["採択率の推移"] --> B["2024年度<br>採択率 85.33%<br>225件申請 → 192件採択"]
    A --> C["2025年度<br>採択率 49.32%<br>730件申請 → 360件採択"]
    B --> D["申請数が少なく<br>採択率が高い傾向"]
    C --> E["申請数が大幅増加<br>審査が厳格化"]
    D --> F["ポイント:<br>早めの申請 +<br>加点項目の取得が重要"]
    E --> F

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    style B fill:#1b4332,stroke:#52b788,color:#ffffff
    style C fill:#4a1942,stroke:#c74b50,color:#ffffff
    style D fill:#16213e,stroke:#0f3460,color:#ffffff
    style E fill:#16213e,stroke:#0f3460,color:#ffffff
    style F fill:#0f3460,stroke:#53a8b6,color:#ffffff

データから読み取れること

2024年度は全体の採択率が約85%と非常に高い水準でしたが、2025年度は約49%まで下がっています。この背景には申請数の大幅な増加(2024年度225件 → 2025年度730件)があり、認知度の向上とともに競争が激しくなっていることがわかります。

ただし、2025年度でも約半数は採択されています。ものづくり補助金のような他の補助金と比較すると、依然として採択率は高い部類に入るかと思います。

ポイント 大事なのは、書類の不備なく、加点項目をしっかり押さえて申請することです。実際、1次締切は申請数が少ない傾向があるため、早めに準備して1次で申請するのが有利です。

参考リンク


7. 補助金シミュレーターの使い方

デジタル化・AI導入補助金の公式サイトには、補助金シミュレーターが用意されています。申請前に「自社がいくら補助を受けられるのか」を簡単に試算できるツールです。

シミュレーターの利用手順

graph TD
    A["補助金シミュレーター<br>にアクセス"] --> B["1. 申請枠を選択<br>「セキュリティ対策推進枠」<br>タブを選ぶ"]
    B --> C["2. 事業者区分を選択<br>「中小企業」or<br>「小規模事業者」"]
    C --> D["3. 導入予定のサービス<br>利用料を入力<br>(月額 × 月数)"]
    D --> E["4. 補助金額が<br>自動計算される"]
    E --> F["結果をもとに<br>申請準備を開始"]

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    style B fill:#16213e,stroke:#0f3460,color:#ffffff
    style C fill:#16213e,stroke:#0f3460,color:#ffffff
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    style E fill:#0f3460,stroke:#53a8b6,color:#ffffff
    style F fill:#1b4332,stroke:#52b788,color:#ffffff

シミュレーション例

ケース事業者区分サービス利用料(2年分)補助率補助金額
A社(従業員3名)小規模事業者月額5,000円 × 24ヶ月 = 12万円2/3約8万円
B社(従業員15名)小規模事業者月額15,000円 × 24ヶ月 = 36万円2/324万円
C社(従業員50名)中小企業月額30,000円 × 24ヶ月 = 72万円1/236万円
D社(従業員100名)中小企業月額60,000円 × 24ヶ月 = 144万円1/272万円

シミュレーターは事前の検討にとても便利です。実際に導入を検討しているお助け隊サービスの価格を調べたうえで、ぜひ試算してみてください。

参考リンク


8. 申請の具体的な手順(ステップバイステップ)

セキュリティ対策推進枠の申請には、いくつかの事前準備が必要です。以下のフローに沿って進めましょう。

graph TD
    A["STEP 1<br>GビズIDプライム<br>を取得する<br>(2〜3週間かかる)"] --> B["STEP 2<br>SECURITY ACTION<br>自己宣言を行う<br>(IPAサイトで実施)"]
    B --> C["STEP 3<br>お助け隊サービス<br>を選定する<br>(IPAの一覧から選ぶ)"]
    C --> D["STEP 4<br>IT導入支援事業者<br>と連携する<br>(サービス提供元)"]
    D --> E["STEP 5<br>交付申請を行う<br>(申請マイページから)"]
    E --> F["STEP 6<br>交付決定を待つ<br>(約1ヶ月程度)"]
    F --> G["STEP 7<br>サービスを導入<br>して利用開始"]
    G --> H["STEP 8<br>事業実績報告<br>を提出する"]
    H --> I["STEP 9<br>補助金が入金<br>される"]
    I --> J["STEP 10<br>効果報告を行う<br>(重要!忘れずに)"]

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    style B fill:#16213e,stroke:#0f3460,color:#ffffff
    style C fill:#16213e,stroke:#0f3460,color:#ffffff
    style D fill:#0f3460,stroke:#53a8b6,color:#ffffff
    style E fill:#0f3460,stroke:#53a8b6,color:#ffffff
    style F fill:#16213e,stroke:#0f3460,color:#ffffff
    style G fill:#1b4332,stroke:#52b788,color:#ffffff
    style H fill:#1b4332,stroke:#52b788,color:#ffffff
    style I fill:#1b4332,stroke:#52b788,color:#ffffff
    style J fill:#4a1942,stroke:#c74b50,color:#ffffff

各ステップの詳細

STEP 1:GビズIDプライムの取得

GビズID(ジービズアイディー)は、法人・個人事業主向けの行政サービスにログインするための共通認証システムです。取得に2〜3週間かかるため、最初に着手してください。

取得方法:GビズID公式サイトからオンライン申請

STEP 2:SECURITY ACTION自己宣言

SECURITY ACTION(セキュリティアクション)とは、IPAが運営する情報セキュリティ対策の自己宣言制度です。デジタル化・AI導入補助金の全申請枠で必須要件となっています。

宣言には「★一つ星」と「★★二つ星」の2段階があります。いずれかを宣言すればOKです。一つ星は「情報セキュリティ5か条」に取り組むことを宣言するもので、費用は無料、手続きも5分程度で完了します。

情報セキュリティ5か条:

    1. OSやソフトウェアは常に最新の状態にする
    1. ウイルス対策ソフトを導入する
    1. パスワードを強化する
    1. 共有設定を見直す
    1. 脅威や攻撃の手口を知る

⚠️ 注意(2026年度) 2026年4月から、SECURITY ACTIONの申込方法が新システムに変更されます。第1次公募は従来のIDでも新システムのIDでも申請可能ですが、第2次公募(2026年5月頃)以降は新システムでのID取得が必須となります。

参考リンク

STEP 3:お助け隊サービスの選定

IPAの「サイバーセキュリティお助け隊サービス ユーザー向けサイト」で、サービス内容と価格を比較して選びましょう。

選定のポイント:

  • 自社の拠点数・PC台数に合ったサービスか
  • テレワークの有無(端末監視が必要か)
  • 対象地域に自社が含まれているか
  • IT導入支援事業者として事務局に登録されているか

STEP 4:IT導入支援事業者との連携

セキュリティ対策推進枠の申請は、IT導入支援事業者と共同で行います。お助け隊サービスの提供事業者が、IT導入支援事業者を兼ねている場合が多いです。サービス選定の段階で、申請サポートについても相談してみてください。

STEP 5〜10:申請・導入・報告

交付申請は申請マイページから行います。交付決定後にサービスを導入し、事業実績報告を提出すると補助金が入金されます。

⚠️ 注意 補助金は**後払い(精算払い)**です。まず自社でサービス利用料を支払い、実績報告後に補助金が振り込まれる形になります。交付決定前に契約・導入した費用は補助対象外となりますので、必ず交付決定を受けてから契約してください。

参考リンク


9. ユースケース集 ── 業種別の活用例

「自社の場合はどう使えるのか?」をイメージしやすいように、業種別の活用例をまとめました。

ケース1:従業員5名の小売業(小規模事業者)

課題: POSレジとPCをネットワーク接続しているが、セキュリティ対策は市販のウイルス対策ソフトのみ。顧客情報をPCで管理しているため漏洩リスクが心配。

活用方法:

  • お助け隊サービス(ネットワーク監視型・1類)を導入
  • 月額5,000円 × 24ヶ月 = 12万円のうち、2/3 = 約8万円を補助
  • **自己負担は約4万円(2年間)**で24時間監視体制を構築

ケース2:従業員30名の製造業(中小企業)

課題: 取引先の大手メーカーからサプライチェーンセキュリティの強化を求められている。生産管理システムへの不正アクセスも懸念。

活用方法:

  • お助け隊サービス(併用型・2類)を導入
  • 月額25,000円 × 24ヶ月 = 60万円のうち、1/2 = 30万円を補助
  • UTMでネットワーク全体を守りつつ、EDRで各端末も監視

ケース3:従業員10名のIT企業(小規模事業者)

課題: テレワーク中心でオフィスに固定ネットワークがない。各従業員のPCが直接インターネットに接続している。

活用方法:

  • お助け隊サービス(端末監視型)を導入
  • 月額10,000円 × 24ヶ月 = 24万円のうち、2/3 = 16万円を補助
  • 社外で作業しても各端末が個別に守られる

ケース4:従業員8名の会計事務所

課題: 顧問先の財務情報や個人情報を大量に扱っている。万が一の情報漏洩は事業存続に関わる。

活用方法:

  • お助け隊サービス(併用型)を導入
  • 月額15,000円 × 24ヶ月 = 36万円のうち、2/3 = 24万円を補助
  • ネットワーク+端末の多層防御で顧客データを保護
  • 簡易サイバー保険で万が一の被害にも備え

ケース5:従業員50名の建設業(中小企業)

課題: 現場と事務所でデータをやり取りする際のセキュリティが不十分。図面データや見積情報の漏洩リスクがある。

活用方法:

  • お助け隊サービス(ネットワーク監視型・2類)を導入
  • 月額40,000円 × 24ヶ月 = 96万円のうち、1/2 = 48万円を補助
  • 事務所のネットワーク全体を包括的に監視

10. 東京都サイバーセキュリティ対策促進助成金

東京都に事業所がある中小企業は、東京都中小企業振興公社のサイバーセキュリティ対策促進助成金も検討に値します。

項目内容
補助率1/2以内
補助上限1,500万円
対象経費UTM、EDR、SIEM等のセキュリティ製品・サービス
申請要件SECURITY ACTION ★★二つ星を宣言していること

デジタル化・AI導入補助金のセキュリティ対策推進枠とは対象が異なるため、場合によっては両方を組み合わせて活用できる可能性もあります。

参考リンク


11. 効果報告の重要性

補助金を受け取ったら終わり…ではありません。効果報告は必ず行う必要があります。

2025年度の交付決定事業者に対する効果報告の受付は、2026年3月2日から開始されています。効果報告を怠ると、以下のリスクがあります。

  • 交付決定の取消し
  • 補助金の返還請求
  • 是正措置

効果報告の内容は、ITツール(お助け隊サービス)の継続利用を確認するものが中心です。導入したサービスを解約・利用中止した場合は、辞退届の提出が必要となります。

2026年度のデジタル化・AI導入補助金では、2回目以降の申請者に対して効果報告の実施がより厳格に求められています。具体的には、交付申請時点の翌事業年度以降3年間の事業計画(賃金引上げ等の要件含む)の策定・実行が求められ、「要件未達」「効果報告未提出」の場合は補助金の返還となる可能性があります。

効果報告は決して難しいものではないので、スケジュールを把握して期限内に確実に報告しましょう。せっかく補助金を受け取れたのに返還を求められることほどもったいないことはありません。

参考リンク


12. 明日から始めるアクションリスト

ここまで読んでいただいた方に向けて、明日からでもすぐに着手できる具体的なアクションをまとめました。

graph TD
    A["今すぐやること<br>(所要時間の目安つき)"] --> B["1. GビズIDプライム<br>の申請を開始する<br>申請15分<br>(取得まで2〜3週間)"]
    B --> C["2. SECURITY ACTION<br>一つ星を宣言する<br>約5分"]
    C --> D["3. IPAのサイトで<br>お助け隊サービスを<br>比較・検討する<br>30分〜1時間"]
    D --> E["4. 補助金シミュレーター<br>で補助金額を試算する<br>約5分"]
    E --> F["5. IT導入支援事業者<br>に問い合わせる<br>30分"]
    F --> G["6. 1次締切に向けて<br>交付申請を準備する<br>数日〜1週間"]
    G --> H["2026年5月12日<br>1次締切に申請!"]

    style A fill:#1a1a2e,stroke:#e94560,color:#ffffff
    style B fill:#16213e,stroke:#0f3460,color:#ffffff
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    style E fill:#0f3460,stroke:#53a8b6,color:#ffffff
    style F fill:#0f3460,stroke:#53a8b6,color:#ffffff
    style G fill:#1b4332,stroke:#52b788,color:#ffffff
    style H fill:#1b4332,stroke:#52b788,color:#ffffff

最重要ポイント:GビズIDプライムの取得は今すぐ開始してください。 取得に2〜3週間かかるため、これが申請のボトルネックになるケースが非常に多いです。


13. よくある質問(FAQ)

Q1. お助け隊サービスだけの単体申請はできますか?

A. はい、できます。セキュリティ対策推進枠では、お助け隊サービスの単品での交付申請が可能です。他のITツールと組み合わせる必要はありません。

Q2. すでにIT導入補助金を過去に利用しています。再度申請できますか?

A. 申請は可能ですが、2026年度からは2回目以降の申請者に対して追加要件(賃金引上げ計画の策定・従業員への表明、3年間の事業計画策定等)が求められます。詳しくは交付規程を確認してみてください。

Q3. 交付決定前にサービスを導入してしまった場合は?

A. 補助金は交付決定後に導入したものが対象です。交付決定前に契約・導入した費用は補助対象外となります。必ず交付決定を受けてから契約してください。ここは特に注意が必要です。

Q4. SECURITY ACTIONの一つ星と二つ星、どちらを取るべきですか?

A. デジタル化・AI導入補助金の申請要件としてはどちらでもOKです。まずは一つ星から始めることをおすすめします。将来的に東京都の助成金なども視野に入れる場合は二つ星の取得も検討してみてください。

Q5. 申請が不採択になった場合、再申請はできますか?

A. はい、再申請が可能です。一度不採択になっても、次の締切回で再度申請できます。不採択理由を踏まえて内容を改善して再チャレンジしましょう。

Q6. 個人事業主でも申請できますか?

A. はい、個人事業主も対象です。小規模事業者に該当する場合は、補助率2/3の優遇を受けられます。

Q7. お助け隊サービスの料金相場はどのくらいですか?

A. 1類のネットワーク監視型で月額5,000円〜10,000円程度、端末監視型で月額500円〜/台程度が目安です。2類はこれよりも高い価格帯のサービスとなります。IPAの「監視種別サービス一覧」で各サービスの価格を確認できます。

Q8. 申請に必要な書類は何ですか?

A. 主な必要書類は以下の通りです。

  • GビズIDプライムアカウント
  • SECURITY ACTION自己宣言ID
  • 直近の確定申告書類等(法人の場合は履歴事項全部証明書も)
  • 見積書等(IT導入支援事業者が準備)

詳細は公募要領(PDF)をご確認ください。

Q9. 補助金はいつ頃入金されますか?

A. 事業実績報告の提出・確認後に入金されます。1次締切分の場合、交付決定が2026年6月予定、事業実績報告期限が2026年12月予定ですので、早ければ2027年初頭の入金が見込まれます。

Q10. 複数のお助け隊サービスを組み合わせて申請できますか?

A. 原則として、1回の交付申請で登録できるのは1つのサービスです。ただし、次の締切回で別のサービスを追加申請できる場合もあるため、IT導入支援事業者に相談してみてください。


14. まとめ

本記事の内容をまとめると、こんな感じになります。

  • 2026年度はセキュリティ補助金を活用する絶好のタイミング。デジタル化・AI導入補助金のセキュリティ対策推進枠は、小規模事業者なら最大2/3の補助率でお助け隊サービスを導入できる
  • サイバーセキュリティお助け隊サービスは、相談・監視・対応・保険のワンパッケージ。1類と2類があり、自社の規模に合わせて選択可能
  • 過去の採択率データを見ると、競争は激しくなってきているものの、早めの申請と加点項目の取得でしっかり対策すれば十分に採択される見込みがある
  • GビズIDプライムの取得は2〜3週間かかるため、今すぐ申請を開始することが最重要

まずは今日GビズIDプライムの申請を行い、SECURITY ACTIONの一つ星を宣言することから始めてみてください。この2つが完了していれば、いつでも補助金申請に進むことができます。

セキュリティ対策は「攻め」のIT投資を守る「土台」です。この補助金を活用して、安心してデジタル化を進められる環境を整えていきましょう。

以上となります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


免責事項 本記事の情報は2026年3月時点の公開情報に基づいて作成しています。補助金の詳細や申請要件は変更される場合がありますので、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

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