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【業種別】士業(税理士・社労士・行政書士)で使える生成AIプロンプト10選|コピペOK

士業の先生がすぐ使える実践的なプロンプト10個を紹介。顧問先への法改正通知、相談の論点整理、契約書ドラフト、申請チェックリスト、提案書、セミナー構成案、業務マニュアル、顧客対応メール、面談記録、事務所ブログなど、コピペするだけで使えます。


「顧問先への案内文、毎回似た内容なのに1時間かかる」「相談内容を整理してメモにまとめるのが大変」——士業の先生なら、一度は感じたことがあるのではないでしょうか。

税理士・社労士・行政書士をはじめとする士業は、「法改正のお知らせ」「顧問先への提案書」「各種申請書類のチェック」「相談内容の論点整理」「セミナー資料の作成」など、高い専門知識を要する文書作成の負担が非常に大きい業種です。1人〜数名の事務所で何十社もの顧問先を抱えながら、日々の業務に加えてこれらの文書を作成するのは至難の業です。

生成AIは、こうした**「専門的だけどパターン化できる文書」のたたき台作成を大幅に効率化**してくれます。生成AIの導入をこれから始める方は、まず中小企業向け生成AI活用ガイドで全体像を把握することをおすすめします。

本記事では、士業の先生が「明日からそのまま使える」プロンプトを10個厳選しました。すべてコピペして、【 】の部分を自社の情報に書き換えるだけで使えます。

想定読者

  • 税理士・社労士・行政書士をはじめとする士業の先生方
  • 士業事務所の職員・スタッフの方
  • 生成AIを士業の業務に取り入れたいが、プロンプトの書き方が分からない方

この記事で得られること

  • 士業ですぐ使える実践的なプロンプト10個(コピペOK)
  • プロンプトの「型」と応用のコツ
  • 士業特有の注意点とセキュリティ対策

目次


士業×生成AI——どんな業務に使えるのか?

士業と聞くと「専門性が高いからAIには任せられない」と思うかもしれません。たしかに、最終的な法的判断や専門的なアドバイスは士業の先生にしかできません。しかし、その判断に至るまでの**「たたき台の作成」「情報の整理」「定型文書の下書き」**は、生成AIで大幅に効率化できる領域です。

士業の事務所で生成AIが使える業務は、以下の4カテゴリに分かれます。

📢 顧問先コミュニケーション系

graph TB
    B["📢 顧問先コミュニケーション系"]
    B --> B1["法改正・制度変更のお知らせ"]
    B --> B2["顧問先への提案書"]
    B --> B3["顧客対応メール"]
    style B fill:#F5A623,stroke:#D4891A,color:#1A1A1A

📝 文書作成・整理系

graph TB
    C["📝 文書作成・整理系"]
    C --> C1["相談内容の論点整理"]
    C --> C2["契約書・規程のドラフト"]
    C --> C3["面談記録・議事録の整理"]
    style C fill:#7ED321,stroke:#5EA018,color:#1A1A1A

✅ チェック・確認系

graph TB
    D["✅ チェック・確認系"]
    D --> D1["申請書類のチェックリスト"]
    D --> D2["届出期限の管理リスト"]
    D --> D3["法令要件の確認"]
    style D fill:#D0021B,stroke:#A00116,color:#FFFFFF

📚 情報発信・教育系

graph TB
    E["📚 情報発信・教育系"]
    E --> E1["セミナー・研修の構成案"]
    E --> E2["事務所ブログ・ニュースレター"]
    E --> E3["所内業務マニュアル"]
    style E fill:#9B59B6,stroke:#7D3C98,color:#FFFFFF

💡 重要な前提: 本記事のプロンプトはすべて**「たたき台の作成」**を目的としています。生成AIの出力をそのまま顧問先に提出せず、必ず士業の先生ご自身が内容を確認・修正してからご使用ください。


生成AIプロンプトの基本——「型」を覚えれば怖くない

そもそも「プロンプト」とは?

プロンプトとは、ChatGPTやClaude、Geminiなどの生成AIに対して出す**指示文(お願いの文章)**のことです。人間のスタッフに仕事を頼むときと同じで、指示が具体的であればあるほど、質の高い回答が返ってきます

良いプロンプトの「型」——4つの要素

要素説明士業での例
🎭 役割(Role)AIにどんな専門家として振る舞うか指定「あなたは税理士事務所のベテラン職員です」
🎯 目的・背景(Context)なぜその作業が必要かを伝える「顧問先にインボイス制度の変更を通知するために…」
📋 条件・制約(Constraints)文字数・トーン・含める情報を指定「経理担当者が読むことを想定し、平易な表現で」
📤 出力形式(Format)どんな形で出力してほしいかを指定「要点を箇条書きで」「表形式で」

💡 ポイント: プロンプト内の固有名詞(顧問先名、代表者名、具体的な税額など)には、実際の機密情報を入れず 〇〇 やダミーの情報を使いましょう。AIに入力した内容は外部サーバーに送信される可能性があります。プロンプトの5W1Hフレームワークや構造化のコツをさらに深く学びたい方は「プロンプトエンジニアリング実践講座」もあわせてご参照ください。


士業で使えるプロンプト10選

① 顧問先への法改正・制度変更のお知らせ文

想定シーン: 税制改正や労働法の改正など、顧問先に影響のある法改正を分かりやすく案内したい。

あなたは中小企業の顧問先を多数抱える士業事務所のベテラン職員です。
以下の法改正・制度変更の情報をもとに、顧問先の経営者・担当者向けに
わかりやすいお知らせ文を作成してください。

# 条件
- 法律の専門知識がない経営者・経理担当者でも理解できる平易な表現で書くこと
- 難しい用語には( )で補足説明を入れること
- 「何が変わるのか → 顧問先にどう影響するのか → いつまでに何をすべきか」の構成にすること
- 対応が必要なアクションを箇条書きで整理すること
- 「詳細は担当者にお問い合わせください」の一文を含めること
- 400〜600文字程度

# 入力情報
- 法改正・制度変更の名称:【〇〇(例:インボイス制度の経過措置変更、育児介護休業法の改正、電子帳簿保存法の要件変更)】
- 改正の概要:【〇〇(例:2割特例が2026年9月末で終了する、育児休業の取得率公表義務の対象拡大)】
- 施行日・適用開始日:【〇〇年〇月〇日】
- 顧問先への影響:【〇〇(例:消費税の申告方法が変わる、就業規則の改定が必要になる)】
- 顧問先に対応してほしいこと:【〇〇(例:経理体制の見直し、届出書の提出、就業規則の変更届)】
- 対応期限:【〇〇年〇月〇日まで】
- 問い合わせ先:【〇〇事務所 担当:〇〇 TEL:〇〇】

※本プロンプトで作成した文書はたたき台です。法令の引用・解釈が正確か、必ず先生ご自身でご確認ください。

② 相談内容の論点整理メモ

想定シーン: 顧問先からの相談内容を整理し、回答に向けた論点を明確にしたい。

あなたは士業事務所の経験豊富な職員です。
以下の相談内容をもとに、回答に向けた論点整理メモを作成してください。

# 条件
- 相談内容を客観的に要約すること
- 論点(検討すべきポイント)を明確に箇条書きで整理すること
- 各論点に対する「考えられる方向性」を簡潔に記載すること(※あくまで検討のたたき台)
- 追加で確認が必要な情報があれば「追加確認事項」として記載すること
- 関連する法令・条文があれば参照先を記載すること(※正確性は要確認)
- 全体で400〜600文字程度

# 入力情報
- 相談元:【〇〇(例:顧問先の〇〇株式会社 〇〇社長)】
- 相談日:【〇〇年〇月〇日】
- 士業の分野:【〇〇(例:税務、労務、許認可、登記)】
- 相談内容(メモ):
---
【ここに相談内容のメモを貼り付けてください】

(例)
- 来期から役員報酬を変更したい。増額と減額の場合でどう違うか知りたい
- 現在の役員報酬は月額〇〇万円、来期から〇〇万円に変更したい
- 業績が好調なので、役員賞与も支給したいが損金にできるか
- 子どもを役員にすることも検討中
---

# 出力形式
1. 相談内容の要約(3行以内)
2. 論点一覧(箇条書き)
   - 論点:
   - 考えられる方向性:
   - 参照法令(要確認):
3. 追加確認事項
4. 次のアクション

③ 契約書・規程のドラフト作成

想定シーン: 顧問先の業務委託契約書や就業規則の一部改定案のたたき台を、AIに素早く作成させたい。

あなたは企業法務に精通した士業事務所のベテラン職員です。
以下の情報をもとに、契約書(または規程)のドラフトのたたき台を作成してください。

# 条件
- 法的な正確性を重視しつつも、読みやすい構成にすること
- 一般的な条文構成(条・項・号)に従うこと
- 各条文に【解説】として、その条文の趣旨・ポイントを簡潔に付記すること
- 顧問先の業種・規模に配慮した実務的な内容にすること
- 記載が必要な条項に抜け漏れがないか確認すること

# 入力情報
- 文書の種類:【〇〇(例:業務委託契約書、秘密保持契約書(NDA)、就業規則 改定案、退職合意書)】
- 当事者:
  - 甲(発注者/雇用者側):【〇〇(例:〇〇株式会社(業種:〇〇、従業員数:約〇〇名))】
  - 乙(受注者/労働者側):【〇〇(例:個人事業主〇〇、フリーランスエンジニア)】
- 契約の目的・背景:【〇〇(例:Webサイト制作の外注、新規事業の秘密保持、退職に伴う合意形成)】
- 含めてほしい主な条項:【〇〇(例:業務範囲、報酬・支払条件、秘密保持、知的財産権の帰属、損害賠償、契約期間・解除条件)】
- 特記事項:【〇〇(例:インボイス対応が必要、テレワーク中心の業務、競業避止条項を入れたい)】

# 出力形式
- 契約書(規程)のドラフト全文(条文形式)
- 各条文の【解説】
- ドラフト作成上の注意点・確認事項

※本プロンプトで作成したドラフトは「たたき台」です。必ず弁護士または担当の士業の先生が内容を確認・修正してからご使用ください。

④ 各種申請書類の記載チェックリスト

想定シーン: 許認可申請・届出書類の作成時に、記載漏れや添付書類の不備を防ぐチェックリストを作りたい。

あなたは行政手続きに精通した士業事務所のベテラン職員です。
以下の申請内容に対する、記載事項・添付書類のチェックリストを作成してください。

# 条件
- 申請書の記載項目ごとにチェックポイントを整理すること
- 添付書類の一覧と、各書類の取得先・取得方法を記載すること
- よくある不備・差し戻し理由をTOP5で記載すること
- 提出先・提出期限・提出方法(窓口/郵送/電子申請)を記載すること
- チェックリスト形式で出力すること

# 入力情報
- 申請の種類:【〇〇(例:建設業許可申請(新規)、飲食店営業許可、労働保険の年度更新、社会保険の算定基礎届、相続税申告)】
- 申請者の概要:【〇〇(例:〇〇株式会社、個人事業主、従業員〇〇名)】
- 提出先:【〇〇(例:〇〇県知事、〇〇労働基準監督署、〇〇税務署)】
- 提出期限:【〇〇年〇月〇日】
- 特記事項:【〇〇(例:電子申請で提出予定、前回申請時に〇〇で差し戻された)】

# 出力形式
## 記載事項チェックリスト
| No. | 記載項目 | チェックポイント | よくある不備 | ✅ |

## 添付書類チェックリスト
| No. | 書類名 | 取得先 | 有効期限 | 備考 | ✅ |

## よくある差し戻し理由 TOP5

※チェックリストはあくまで「確認の補助」です。申請要件は法令改正により変更される場合があります。最新の要件は所管官庁にご確認ください。

⑤ 顧問先への提案書(業務改善・制度活用)

想定シーン: 顧問先に対して、新しい制度の活用や業務改善の提案をする際のたたき台を作りたい。

あなたは中小企業の顧問先を多数抱える士業のコンサルタントです。
以下の情報をもとに、顧問先への提案書のたたき台を作成してください。

# 条件
- 経営者が読むことを想定し、専門用語を避けた平易な表現で書くこと
- 「現状の課題 → 提案内容 → 期待される効果 → 進め方・スケジュール」の構成にすること
- 具体的な数字(コスト削減額、時間削減効果など)を含めること(概算で可)
- 「次のステップ」を明記すること
- 全体で500〜700文字程度

# 入力情報
- 顧問先名:【〇〇株式会社(業種:〇〇、従業員数:約〇〇名)】
- 提案テーマ:【〇〇(例:クラウド会計ソフトへの移行提案、助成金(キャリアアップ助成金)の活用提案、電子契約の導入提案、定款変更の提案)】
- 現状の課題:【〇〇(例:月次の記帳作業に毎月〇時間かかっている、対象となる助成金を活用できていない)】
- 提案する解決策:【〇〇(例:freeeへの移行により記帳の自動化を実現、キャリアアップ助成金の正社員化コースを申請)】
- 期待される効果:【〇〇(例:月〇〇時間の削減、助成金〇〇万円の受給、印紙税の削減)】
- 概算費用:【〇〇(例:月額〇〇円、初期費用〇〇円、実質負担ゼロ)】
- スケジュール:【〇〇(例:〇月に準備、〇月から運用開始、〇月に申請)】

# 出力形式
1. 提案タイトル
2. 現状の課題
3. ご提案内容
4. 期待される効果(数値を含む)
5. 概算費用
6. 進め方・スケジュール
7. 次のステップ

⑥ セミナー・研修の構成案作成

想定シーン: 顧問先向けの勉強会や一般向けセミナーの構成案(レジュメ)のたたき台を作りたい。

あなたは士業として多数のセミナー登壇経験を持つ講師です。
以下の情報をもとに、セミナー・研修の構成案(レジュメ)を作成してください。

# 条件
- 参加者の知識レベルに合わせた構成にすること
- 「導入(つかみ)→ 本論 → まとめ → 質疑応答」の基本構成に沿うこと
- 各パートの所要時間と説明のポイントを記載すること
- 参加者を飽きさせない工夫(質問、事例、ワーク)を含めること
- 配布資料に含めるべき内容も記載すること

# 入力情報
- セミナーのテーマ:【〇〇(例:2026年10月のインボイス制度変更に備える実務セミナー、中小企業のための助成金活用講座、はじめての確定申告セミナー)】
- 対象者:【〇〇(例:顧問先の経営者・経理担当者、一般の中小企業経営者、創業予定者)】
- 参加者の知識レベル:【〇〇(例:初心者向け、実務担当者向け)】
- セミナー時間:【〇〇分(例:60分、90分、120分)】
- 開催形式:【〇〇(例:対面、オンライン(Zoom)、ハイブリッド)】
- 特に伝えたいポイント:【〇〇(例:経過措置終了の影響と具体的な対応手順、活用できる助成金と申請のコツ)】
- セミナーのゴール:【〇〇(例:参加者が自社の対応すべきことを理解できる、助成金申請の相談につなげる)】

# 出力形式
1. セミナータイトル案(3案)
2. 全体構成(タイムテーブル)
   | 時間 | パート | 内容 | ポイント |
3. 各パートの詳細(説明のポイント、使用する事例・データ)
4. 配布資料に含めるべき内容
5. 想定される質問と回答案(3〜5問)

⑦ 所内業務マニュアルの作成

想定シーン: 新人職員の教育用に、事務所の定型業務の手順書を作りたい。属人化を解消し、業務品質を標準化したい。業務の属人化解消全般については、生成AI×ナレッジ管理で属人化を解消する方法も参考にしてください。

あなたは士業事務所の業務改善コンサルタントです。
以下の業務内容をもとに、新人職員でも迷わず作業できる
業務マニュアル(手順書)を作成してください。

# 条件
- 実務経験のない新人職員が読むことを想定し、ステップ形式で具体的に書くこと
- 各ステップに「使用するツール・書式」「注意点」を付記すること
- 判断に迷うポイントには「判断基準」または「先輩・先生に確認するタイミング」を記載すること
- チェックリスト形式で進捗管理できるようにすること
- よくあるミスとその防止策を含めること

# 入力情報
- 業務名:【〇〇(例:月次顧問先の記帳代行業務、給与計算業務、建設業許可の更新手続き、相続税申告の資料収集)】
- 業務の概要:【〇〇(例:顧問先から届いた領収書・請求書をもとに会計ソフトへ仕訳入力を行い、月次試算表を作成する)】
- 使用するツール:【〇〇(例:弥生会計、freee、社労夢、申請くん)】
- 業務の頻度:【〇〇(例:毎月、毎年1回、随時発生)】
- 所要時間の目安:【〇〇(例:1社あたり約〇時間)】
- 特に注意が必要なポイント:【〇〇(例:消費税区分の判定ミスが多い、届出期限を過ぎると受理されない)】

# 出力形式
1. 業務概要
2. 事前準備(必要な書類・ツール)
3. 手順(ステップ形式)
   | Step | 作業内容 | 使用ツール・書式 | 注意点 | ✅ |
4. よくあるミスと防止策
5. 完了条件・チェックポイント

⑧ 顧客対応メール(問い合わせ回答・アポイント調整)

想定シーン: 顧問先や見込み客からの問い合わせに対して、丁寧かつ正確なメールを素早く返信したい。

あなたは士業事務所のベテラン事務職員です。
以下の情報をもとに、顧客対応のビジネスメールを作成してください。

# 条件
- 士業事務所としての信頼感と専門性が伝わるトーンで書くこと
- 結論を先に述べ、その後に詳細を記載する構成にすること
- 専門用語を使う場合は( )で補足すること
- 次のアクション(面談日の候補、必要書類の案内など)を明記すること
- 200〜400文字程度

# メールの種類(該当するものを選択)
- 【A】問い合わせへの回答
- 【B】面談・打ち合わせの日程調整
- 【C】見積・報酬の案内
- 【D】依頼の受任・お断り

# 入力情報
- 送付先:【〇〇(例:〇〇株式会社 〇〇様、個人のお客様 〇〇様)】
- メールの種類:【上記A〜Dのいずれか】
- 問い合わせ・依頼の内容:【〇〇(例:会社設立の手続きについて相談したい、助成金の申請代行を依頼したい、顧問契約の料金を知りたい)】
- 回答内容・伝えたいこと:【〇〇(例:初回無料相談のご案内、報酬の目安は〇〇万円〜、来週の火曜・水曜で面談可能)】
- 補足事項:【〇〇(例:初回面談時にお持ちいただきたい書類、オンライン面談も対応可能)】

⑨ 面談記録・議事録の整理

想定シーン: 顧問先との面談後、手書きメモや箇条書きを整理して、正式な面談記録にまとめたい。

あなたは士業事務所の経験豊富な職員です。
以下の面談メモをもとに、正式な面談記録(議事録)に整理してください。

# 条件
- 「面談概要 → 相談内容の要約 → 決定事項 → 検討事項 → 次のアクション」の構成にすること
- 箇条書きのメモを、第三者が読んでも理解できる文章に整えること
- 数字や固有名詞は正確に転記すること
- 「誰が」「いつまでに」「何をするか」を明確にすること
- 全体で300〜500文字程度

# 入力情報
- 面談日時:【〇〇年〇月〇日 〇〇時〜〇〇時】
- 面談場所:【〇〇(例:当事務所、オンライン(Zoom)、顧問先の事務所)】
- 出席者:
  - 当事務所:【〇〇(例:〇〇先生、職員〇〇)】
  - 顧問先:【〇〇(例:〇〇社長、経理〇〇さん)】
- 面談メモ:
---
【ここに面談メモを貼り付けてください】

(例)
- 来期の役員報酬について相談 増額方向
- 現状月額50→70にしたい 定期同額の要件確認
- 事前確定届出も検討 期限はいつか
- 子息を役員にしたい 税務上の注意点は
- 来月の決算に向けて減価償却の確認が必要
- 次回は来月15日で調整
---

# 出力形式
1. 面談概要(日時、場所、出席者)
2. 相談内容の要約
3. 決定事項
4. 継続検討事項
5. 次のアクション(担当者・期限付き)

⑩ 事務所ブログ・ニュースレターの記事作成

想定シーン: 事務所のWebサイトやメルマガで発信するブログ記事・ニュースレターの下書きを作りたい。

あなたは中小企業向けに情報発信を行う士業事務所の広報担当者です。
以下の情報をもとに、事務所ブログまたはニュースレターの記事の下書きを作成してください。

# 条件
- 読者は中小企業の経営者・経理担当者であることを想定し、専門用語を避けた平易な表現で書くこと
- 「経営者にとって自分ごと」と感じられる切り口にすること
- 法改正や制度の説明だけでなく、「結局、何をすればいいのか」を明確にすること
- 「自社(事務所)に相談してみたい」と思わせる自然な導線を含めること
- 見出し(H2・H3)を適切に使い、読みやすい構成にすること
- 800〜1200文字程度

# 入力情報
- 記事のテーマ:【〇〇(例:2026年10月のインボイス経過措置終了のポイント、キャリアアップ助成金の活用方法、会社設立時の届出チェックリスト)】
- 記事の目的:【〇〇(例:法改正の認知促進、助成金の相談案件の獲得、事務所の専門性アピール)】
- 読者に伝えたいキーメッセージ:【〇〇(例:「経過措置の終了で消費税の負担が変わる。今から準備すれば間に合います」)】
- 事務所の強み・特徴:【〇〇(例:助成金の申請実績〇〇件以上、ITに強い税理士事務所)】
- 記事の末尾に入れたいCTA(行動喚起):【〇〇(例:無料相談のお申し込みはこちら、お気軽にお問い合わせください)】

# 出力形式
1. 記事タイトル案(3案)
2. 記事本文(見出し付き、800〜1200文字)
3. メタディスクリプション(120文字以内)

FAQ——士業の生成AI活用でよくある質問

Q1. AIで作成した契約書や規程をそのまま使っても法的に問題ありませんか?

A. そのまま使うことはおすすめしません。 生成AIは法律の条文を正確に引用できないことがあり、最新の法改正に対応していない場合もあります。AIの出力は「たたき台」として活用し、必ず士業の先生が内容を確認・修正してからご使用ください。特に契約書・就業規則など法的拘束力のある文書は入念な確認が必要です。

Q2. 守秘義務のある情報をAIに入力しても大丈夫ですか?

A. 入力しないでください。 士業には法律上の守秘義務があります(税理士法38条、社会保険労務士法21条、行政書士法12条など)。顧問先の具体的な社名、代表者名、税額、従業員の個人情報などをAIに入力することは、守秘義務違反のリスクがあります。プロンプト内では必ず 【〇〇】 やダミーデータを使ってください。

Q3. 税務判断や法的アドバイスをAIに任せても大丈夫ですか?

A. 最終判断はAIに任せないでください。 AIは「もっともらしい回答」を生成しますが、個別の事案に対する正確な法的判断はできません。特に税務判断、助成金の受給要件判定、許認可の可否判断など、専門的な判断は必ず士業の先生が行ってください。AIはあくまで「情報整理と文書のたたき台作成」のツールです。

Q4. 顧問先に「AIを使っている」ことを伝えるべきですか?

A. 直接的な義務はありませんが、透明性の観点からは伝えることをおすすめします。「AIを活用して業務効率化を図り、その分、お客様への対応時間を増やしています」という伝え方をすれば、AIの活用はむしろ事務所の先進性のアピールになります。

Q5. どの生成AIツールを使うのがおすすめですか?

A. 2026年現在、ChatGPT(OpenAI)、Claude(Anthropic)、Gemini(Google)が主要な選択肢です。いずれも法人向けプラン(入力データが学習に使われないプラン)が用意されています。守秘義務の観点から、必ず法人向けプランを利用してください。まずは無料版で本記事のプロンプトを試し、効果を実感してから有料プランへの移行を検討するのがおすすめです。各ツールの比較はChatGPT vs Claude vs Gemini 比較ガイドも参考にしてください。


【重要】プロンプト活用の注意点とセキュリティ対策

生成AIは強力なツールですが、「使い方を間違えるとリスクになる」側面もあります。特に士業は守秘義務を負う職業です。安全に活用するために、以下の5つのルールを守りましょう。

ルール1:守秘義務に関わる情報を入力しない

士業には法律上の守秘義務があります。以下の情報は絶対に入力しないでください

  • 顧問先の社名、代表者名、具体的な財務データ
  • 個人の氏名、住所、マイナンバー、所得情報
  • 具体的な紛争・係争の内容
  • 申請中の許認可の詳細情報
  • 従業員の個人情報(氏名、給与額、傷病情報など)

対策: プロンプト内では 【〇〇】 やダミーデータを使い、出力された文章に後から実際の情報を手入力してください。

ルール2:AIの出力は必ず人間がチェックする

生成AIは「もっともらしい嘘」をつくことがあります。これをハルシネーション(幻覚)と呼びます。特に法令の条文番号、届出期限、税率、助成金の要件については、**必ずファクトチェック(事実確認)**を行ってください。

ルール3:法令・税務・労務の最終判断は必ず先生が行う

AIは情報の整理とたたき台の作成には有効ですが、個別具体的な事案への法的判断は、必ず士業の先生ご自身が行ってください。AIの出力を根拠にした助言が誤っていた場合、専門家としての責任を問われる可能性があります。

ルール4:著作権に注意する

AIが生成した文章が、既存の著作物と酷似する場合があります。特に事務所ブログやセミナー資料など外部に公開するコンテンツは、確認することをおすすめします。

ルール5:事務所内の利用ルール(ガイドライン)を整備する

生成AIを事務所内で活用するなら、利用可能なツール、入力禁止情報、生成物の扱いなどを定めたガイドラインを作りましょう。具体的な作り方やコピーして使えるテンプレートは、中小企業向け生成AI利用ガイドラインの作り方で解説しています。事務所内で生成AIの活用を浸透させたい場合は、社長がAIリテラシーを社内に広げる5ステップもあわせてご覧ください。


【まとめ】士業で使える生成AIプロンプト10選

本記事の内容をまとめると、こんな感じになります。

  • プロンプトの型:役割・目的・条件・出力形式の4要素を意識する
  • 10個のプロンプト:法改正お知らせ、相談の論点整理、契約書ドラフト、申請チェックリスト、顧問先への提案書、セミナー構成案、業務マニュアル、顧客対応メール、面談記録の整理、事務所ブログ
  • 士業特有の注意:守秘義務に関わる情報は絶対に入力しない、法的判断はAIに任せない、出力は必ず先生自身がチェック

大切なのは、**「まず1つ試してみる」**ことです。おすすめの入門は「面談記録の整理」——リスクが低く、すぐに効果を実感できます。顧問先の経理・総務部門でも同様のプロンプトを紹介していますので、経理部門で使えるプロンプト10選総務部門で使えるプロンプト10選を顧問先にご紹介いただくのもおすすめです。プロンプトを試した後、事務所内での効果を測りたい場合は生成AIの効果測定の方法もご参照ください。

以上となります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。